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500万円得する!理想の中古住宅?

TSデザインで本格的にリノベーションを始めて2年あまり。
中古物件を工事しながら、いつも考えていました。
「理想の中古物件ってあるのかな…?」あくまでも私見ですが、
500万円以上得する中古物件のポイントを5つ挙げてみます。
足場シート
① 築年数は昭和56年以降 ☆
理由はこの年、建築基準法が変更され「新耐震基準」になったからです。
耐震診断した場合に基準値「1.0」をクリアする物件なら文句なしです。
もし基準値クリアしていたら「200万円の評価ポイント」
耐震基準適合証明書を発行しますので、確定申告時に節税効果も得られます。
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② 土壁の家 ☆
土壁は 言うまでもなく 自然素材です。70mm~100mmの厚さでお家を守っています。
優れた長所 「調湿性+蓄熱性+保温性+防音性」 塗りが厚いと耐震性もあります。
ところが最近では 費用対効果に見合わず 皆無になってきました。
土壁の家を リノベーションして甦らせる事に、すごく意義を感じる今日この頃です。
島根県は土壁の家が多いと思うので、是非 残せるモノは残したいですね。
長所はそのままに。短所は補えば良いのです。
評価はプライスレスという意味で「ゼロ」
③ 屋根瓦 ☆
屋根瓦は50年持つと言われています。私もそう思います。
土葺きでは無く、桟木仕様になっている瓦屋根ならベストでしょう。
ただし1975年前後に鉄くぎで施工された屋根瓦は要注意!
鉄くぎが膨張して瓦が割れるケースがあります。気になる場合は事前に調査しましょう。
1985年以降はステンレス釘が使用されている場合が多いので安心です。
さらに幸運にも屋根瓦が最近、葺き替えてある場合「150万円の評価ポイント」
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④ 外壁 ☆
外壁は焼杉(やきすぎ)板張り。補修も容易で建材も安いので悪くないです。
将来 構造用合板に張り替えて外断熱+塗り壁にするのが最善の補強策と考えます。
でも中古購入時にそこまで出来ない場合も多いですね。
築後50年経過時に 屋根替えで足場を組むので、その時に検討しましょう。
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⑤ 基礎 ☆
現代の新築と同じ「ベタ基礎」になっていたら幸運です。
湿気対策+耐震性+防蟻性が優れています。改修可能ですが費用が嵩みます。
もし、ベタ基礎の家なら「150万円の評価ポイント」
ちなみに昭和60年以降の志田尾工務店の建物はベタ基礎の割合が多い様ですね。
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いかがですか?ご存知の事も多いかも知れませんが、一覧でまとめてみました。
☆中古物件を購入される場合のチェックポイントとしてブックマークしておきましょう。
断熱材が施工されているか?既存がユニットバスか?など。
この他にも、いろいろ評価ポイントがあります。
この評価ポイントとは、改修費用から逆算したものです。
「改修工事をしたら500万円以上かかる」モノが、購入時にされていればその分お得ですよね?
なかなか 5つ同時にクリア☆☆☆☆☆は難しいでしょうが…。
私も中古物件では、まだ出逢った事がありません。いつか御紹介したいですね。
ご参考まで。
詳しくは 2/25(日)13:00~ 先着予約制(3名) の下記講座でもお話したいと思います。
「 リノベーションとリフォームの違い 」
興味のある方は 0120-961-011 担当:河島 お待ちしております。

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